私もそうなんですが、人って、悩み事を抱えると、頭の中で妄想が広がるんですよね。
ジョン・フォン・ノイマンでない限り、1つ1つ正確に思い出して処理するなんて無理です。
これが一時的なものであれば問題ないですが、悩み事のせいで眠れないとなると、日常生活に支障が出る場合があります。
なのでまずは、紙でもデジタルでも媒体はなんでもいいので、悩んでいることを書き出してみましょう。
不安感が大きくなる原因のひとつとして、目に見えない何かを抱えていて、それが複雑に絡み合っている可能性が考えられます。
出来る限りそれらを可視化することで、悩みが明確化され、やがて自分がどうアクションしていけばいいのかが見えてきます。
意外にも「何でこんなことに悩んでたんだろう。こうすればいいだけじゃん」っていうふうに発見があるかもしれません。
それでは実際に私が取り入れている方法を紹介します。
筆記開示
これは一人で悩みがちな場合、特に効果があります。
とにかく自分の体験・感情・思考を包み隠さずノートに書き出すやり方です。
人に言えないダークなことも書きなぐっていきます。
当然、見られたらまずい内容もあると思いますので、パソコンであればバレない場所にデータを保存したり、紙であれば、スッキリしたら捨てるなどして、なるべく人目に触れないようにしましょう。
吐き出すことはとても大事です。
自分にアドバイスする
認知行動療法のやり方ですが、悩んでいる時は、どうしても自分のこと以外周りが見えなくなり、考え方が偏りがちです。
なので、自分という存在を客観的に見るようにします。
架空でもいいので、友達だったら今自分が悩んでいることに対して、どんなアドバイスをするだろう?と想像してみます。
これを繰り返すうちに、冷静な判断ができるようになります。
家族関係の悩みに関しては、メタ認知が有効です。
スクリプト再生法
不安な事がずっと頭を巡る時に役立つ手法です。
どういったものかというと、現実的に起きてほしくない事態があるとして、それが実際に自分の身に降りかかったら?と問いかけます。
そしたら、それに対しての回答を考え、さらにその回答が現実的になったら?っというかたちで、何度も最悪の事態を想定します。
嫌なことはなるべく思い出したくないものですが、逆にあらかじめ把握しておくことで、精神的ダメージを少しでも軽減する手法です。
その他にも、今に集中することで不安を紛らわせることが出来ます。
>>関連記事:過去や未来の不安に飲み込まれそうな時に意識するべき事
不安軽減におすすめの本
日記を書く
毎日継続して書き続けるのは難しいですが、その日の出来事を書いていくことで、取り組んでいたことや、がんばったこと、気分の変化など、自分の行動を振り返ることができます。
そうすることで、新たな気づきを発見できるかもしれません。
目標を立てたい場合はこちらの記事が参考になります。
断捨離をする
関係ない話のようですが、最近の研究では自分の身の周りが物で溢れかえっているほど、情報量が多くなり、物事の決断力が下がることがわかってきています。
特に人間は、一日に約35000回も決断する場面があると言われています。すごい数字ですよね(汗)
脳のキャパシティーには限界がありますので、余計な情報で埋めつくされてしまうと疲弊してしまいますし、本来の機能が働かなくなってしまいます。
なので、少しでも普段から負担を減らして、決断力を上げておきたいですよね。
このことを踏まえると、断捨離は有効な手段と言えます。
頭のモヤモヤがとれない時、以上のことを試してみてはいかがでしょう?
効果的な記録の書き方を知りたい人におすすめ