相手に気を使いすぎて疲れてしまう人がいます。
これは性格的なものもありますが、自分が育ってきた環境によってそのような気質が形成されることもあります。
専門的にはHSP:Highly Sensitive Person(ハイリ―・センシティブ・パーソン)とも言われます。
でも、これを逆に上手く利用することで、仕事や人生の楽しみを見つけることも可能です。
まずは自分を責めるのではなく、他人の言動に敏感な自分を受け止めてあげて、むしろそれを強みにしてみましょう。
捉え方
繊細=聞き上手
他人の顔色が気になるということは、それだけ相手の細かい機微を見ていることになりますので、感情を上手く読み取れているとも言えます。
とはいえ、そのことに疲れすぎてしまい、大半の人が、人とあまり関わらないことを選択します。
これは仕事に関してもそうです。
なるべく接客が少ない職種を選ぶことで精神的負担を減らすことが出来ます。
しかし、必ずしも”避ける”ことが自分にとって最善策だとは限りません。
というのも、人の気持ちがわかるということを強みにすることで、むしろ人と関わることが得意であることに気付く人もいるからです。
相手が望むサービスを、気持ちを汲み取りながら希望に沿うことで、商品やアイディアを提供することに繋がります。
加えて、管理者やリーダーの立場になれば、メンバー1人1人の立場にあわせたスケジュール管理を行うことも出来ます。
おもてなし
人を喜ばせることも得意分野になります。
何をプレゼントすれば喜ぶかをじっくり考えたり、催し物を行う際に、料理やお店のデザインを比べてみたりなど、提供する空間そのものを、参加者が喜ぶ顔を思い
浮かべながら立案することが出来ます。
この才能は、システムやパンフレットなどのマニュアル作りなど、アイディアに関わる全てに発揮されます。
向いていること
仕事
カウンセラー
カウンセラーという仕事は、お客様の悩みに耳を傾けて信頼関係を築いていくことで成り立っています。
相手を信用出来なければ、なかなか心を開くことは難しいです。
逆に、信用していない人からアドバイスを受けても心に響きません。
とにかく「聴く」という姿勢が大前提としてありますから、きっとあなたの
クリエイティブな職種
HSPの人は感受性が高い分、創造力があります。
そして、一人で没頭しながら細かい作業を行うことも適しています。
イラストやデザインに関わる仕事はおすすめです。
趣味
絵を描く
複雑な描写やグラデーションなど、繊細であればあるほど多種多様な表現が出来るので、誰も真似できない、あなただけの独創的な絵を仕上げることが出来ます。
また、HSPは色彩感覚に優れているので、他の人が気付かない修正を施すことも出来ます。
絵具を使うだけでなく、折り紙をちぎって貼り絵にしたり、物体やデジタルを使って作品を表現したり、その幅は無限です。
とにかく絵が描きたい人におすすめの本
プラモデル
細部までこだわりたいのであれば、プラモデルはうってつけです。
色を塗るにしても、カラーバリエーションや、ツヤを出す方法など、こだわればこだわるほどハマっていきます。
綺麗に仕上げる技術を習得すれば、制作依頼を受けることで代行副業を行うことが出来ますし、YOUTUBEなどで作り方を紹介することも出来ます。
ガンダムに詳しくなくても楽しめるプラモデル
ペーパークラフト
色んな種類のペーパークラフトがあります。買うのはもちろん、ソフトウェアと専用の機材を使えば、べーパークラフトのキットを自分で作る事も可能です。
凝ったペーパークラフト
ジグソーパズル
ピースが多いものであれば、それだけ没頭することが出来ます。
自分で一から作品を作ることはなかなか大変です。
パズルであれば、想像力を働かせつつ、完成に近づく喜びを味わうことが出来ます。
シン・エヴァンゲリオンのジグソーパズル
自分がデメリットだと感じることでも、視点を変えることで、才能として生かすことも出来ます。
例え周りに「やめとけ」とか、「そんなの時間の無駄だ」と言われたとしても、一旦無視して、自分の感性を信じてみるのも一つの手です。