多くの方がハローワークなどの職業安定所などで適職診断を利用しています。
「単純作業が好きだし、工場勤務かな」
「絵が好きだからデザイナーになる」
「聞き上手だから、絶対カウンセラーが合ってると思う」
しかし、中には「ほんとにこの分析合ってるのかな?」と半信半疑になる人もいると思います。
加えて、嫌いだけど続けれる分野、好きだけどすぐに辞めてしまう仕事も存在します。
そこで、仕事探しに使える科学的分析方法をいくつかご紹介します。
実験で証明された性格テスト「制御焦点」
人間のタイプを「攻撃型」と「防御型」に分けて考える手法です。
コロンビア大学などの研究によって、仕事の生産性向上が証明されてきました。
従来は、「人は嫌な事を避ける」という”快楽原則”が基本とされてきました。しかしこの「制御焦点」は、嫌悪の有無だけでなく、利益や損失の観点から物事を分けていくという考え方になります。
決断力を上げる「プロコン分析」
18世紀から存在する手法で、対象をpros(メリット)、cons(デメリット )に分けてリスト化していきます。
ラテン語で賛成(for)を意味する prō と反対 ( against ) を意味する contrā のcon が語源となっていて、英語ではfors and againsts と表現することもあります。
それぞれの項目を採点していくことで、最終的な決断を明確にすることが出来ます。
マトリックス分析
複数の要素を絞り込む時に使える手法です。
客観的な分析が可能で、国によっては軍隊の意思決定ツールとして採用されています。
よく使われるやり方としては、縦軸横軸を取り、それぞれの分布図を作る方法です。
一度は目にしたことがあると思います。
ヒエラルキー分析
やり方は少し複雑ですが、客観的なデータと主観的なデータの両方を取り扱うことができるため、特に仕事探しのような個人の感情も入り混じるシチュエーションの時には、決断力を高めてくれるツールとしてはベストと言えます。
軍や政府、大企業や大学など、幅広い分野で使われる、精度の高い分析方法です。
世の中で常識とみなされていたことは、常に科学によって覆されてきました。
より正確に分析をしたいという方はぜひ活用してみましょう。