ホステスとキャバクラ嬢との違いを簡単に説明すると、 お店にママという存在がいるかどうかで区別することができます。 その他にも接客方法や指名制度など、それぞれに特色がありますので、今回はホステスとはどういう仕事なのか、 そしてキャバ嬢との比較について解説していきます。
ホステスとは?
ホステスはクラブやラウンジと呼ばれる店舗で働く女性のことを指します。
クラブにはママが在籍し、お店の運営だけでなくホステスの教育係も担当します。
ホステスの仕事内容としては、 基本的にはクラブに訪れるお客様はママのお客様、もしくはお客様とつながりを持った人となるため、 ホステスはそのお客様へお酒を注いだり話し相手などをして接待をします。
閉店後はアフターに付き合い、遅くまでお客様とお酒を飲むこともあります。
クラブの場合は、一見さんをお断りするお店が多いので、常連客もしくは常連客が連れてきた男性から指名をもらうケースがほとんどです。
客層としては、 料金設定が比較的高い分、40歳以上の企業の社長さんや、 役員や幹部クラスの方が多いです。
ホステスの場合は基本的にはキャバ嬢のように指名という形ではなく、 お客様を担当する係と呼ばれるホステスが中心となって、ヘルプのホステスと協力してお客様をもてなします 。
なので、ホステス自身の技量にもよりますが、ケースによっては安定した給料を持続して稼ぐことが可能です。
ホステスとして働くデメリット
ホステスと聞くと華やかなイメージを想像される方もいるかもしれませんが、その大変さは外から見てもなかなか分からないものです。
ホステスが大変だと言われる所以は以下のことが挙げられます。
- 体力が必要
- セクハラされる
- プライベートの時間が少ない
- いじめ
- 出費がかさむ
デメリットだけに目を向けるとホステス=辛い仕事というイメージが定着しそうですが、もちろんやりがいもあります。
- おもてなし精神を学べる
- 知識が身につく
- 接客を楽しめるようになる
ホステスの給料
基本的には日給で、相場としては、銀座のホステスの平均月収がおおよそ30万円前後です。
クラブで働くホステスさんの場合、日給がおよそ3万円程度になります。
よって、平均年収は400万~750万円ぐらいになります。
昇格することでさらに給料がアップします。
※店舗によって異なります。
ホステスは確定申告が必要?
ホステスに限らず、 源泉徴収されていない所得があり、その額が20万円を超える場合、確定申告をする必要があります。
店側がホステスに報酬また料金を支払う時は、所得税及び復興特別所得税を源泉徴収しなければいけないという決まりがあります。
源泉徴収の必要があるケースは以下になります。
- 経営者がホステスに報酬を支払う場合
- ホステスを飲食目的でホテルや旅館に派遣する場合、派遣事業を経営する者が、ホステスに接待業務を課した上で報酬を支払う場合
詳しく知りたい方は国税庁のホームページでも確認できます。
キャバ嬢とは?
キャバ嬢はキャバレークラブで働く女性のことを指しています。
キャバレークラブにママは在籍しておらず、ボーイまたはスタッフが教育係となります。
接客方法はホステスと異なり、一人のお客様に対して一人のキャバ嬢が付きます。
キャバ嬢の指名はいつでも変更することが可能で、一人のお客さんを10~30分ほど接客し、別のキャバ嬢と入れ替わって各テーブルを回ります。
給料形態は時給制がほとんどで、指名が入れば入るほど稼ぐことができます。
キャバ嬢として働くデメリット
キャバ嬢の場合は新規のお客様が多いため、誰に対しても臨機応変に対応できる能力が求められます。
そのため、接客が苦手な人にとっては苦痛に感じることもあります。
キャバ嬢の平均年収
指名が入るかどうかによって給料の額に幅があり、平均年収は50万円~1500万円までと開きがあります。
キャバ嬢とホステスの違い まとめ
平均月収 | 客層 | 接客スタイル | 向いてる人 | 指名 | |
ホステス | 25~35万 | 40代以上 | 係と呼ばれるホステスとヘルプのホステスが協力して接客 | 知識の吸収に貪欲な人 | 高級クラブは永久指名 |
キャバ嬢 |
20~50万円 ※あくまで目安です |
20代~50代 | マンツーマン | 男性と話すのが好きな人 | 自由に指名が可能 |
ホステスもキャバ嬢も、お客様と接することで自身が成長し、やりがいを感じることが出来る仕事です。
人と関わることが好きな方はきっとお客様の笑顔を引き出すことが出来るでしょう。
逆に、人と話すのが苦手な方でも、自分を変えるチャンスとして働くのも手です。
以上、ホステスとキャバ嬢の違いについての紹介でした。