緑茶にダイエット効果があることを知っている人は多いのではないでしょうか。
コンビニなどでもよく、「体脂肪に効く」などといった謳い文句を目にすることがあります。
しかし、緑茶にどういう働きがあるのかまで把握している人は意外と少ないです。
今回は緑茶の科学的な効能について解説します。
緑茶の成分
カテキン
食中毒のもとになる菌や悪性腫瘍の原因となるピロリ菌の増殖を抑える効果があります。
その他にも、糖の吸収を抑える役割があるので、糖尿病の予防になります。
ビタミン C
抗酸化作用があります。
コラーゲンの生成に必須のビタミンでもあります。
ビタミン B
疲労回復に効果があります。
肌荒れや、粘膜系の炎症(口内炎、目の充血)を抑えてくれます。
カフェイン
集中力を高めることが出来ます。
また、運動前に摂取することで、パフォーマンスの向上や、疲労軽減効果が期待できます。
テアニン
茶葉に多く含まれるアミノ酸です。
ストレスの軽減効果があります。
緑茶のダイエット効果
緑茶といえばカテキンが有名です。
カテキンにはガレート型カテキンと遊離型カテキンの2種類があり、特にガレード型カテキンは、食べ物に含まれる脂肪の吸収を抑制する働きがあります。
原理としては、ガレード型カテキンが膵臓で合成されるリパーゼの活動を抑え 、 その結果小腸での脂肪の吸収力を低下させるためです。
また、 カテキンは褐色脂肪細胞を活性化してくれるので、脂肪燃焼に効果があります。
カフェインにも代謝を高める作用があり、むくみ解消に効果的なカリウムも含まれているので、緑茶を飲むことで 、カテキンとカフェイン、カリウムのトリプルの効果が得られます。
アメリカにあるオクラホマ州立大学の統計によると、水を飲むグループと緑茶を飲むグループに分けて、それぞれ 1日に飲む量に制限を設けて、 約2週間ほど比較した結果、緑茶を飲んだグループの方が約0.5 kg ほど体重が減少したと言う結果が得られたそうです。
さらに、カテキンには強い抗酸化作用があるので当然アンチエイジングにも有効です。
その他にも、緑茶を飲むことで悪玉菌と善玉菌のバランスが整うので、腸内環境の改善に期待が出来ます。
緑茶を飲むデメリット
いくら身体に良いとは言え、もちろん緑茶が苦手な人もいますよね。
- 渋みが嫌い
- カフェインに弱い
- 干し草の香りが苦手
健康面に関しては、カテキンを取りすぎると肝臓に負担がかかる可能性があることが、カナダの保健省(HC)から報告されています。
ダイエットに効果的な緑茶の選び方
ポイントとしては、まずは何といってもカテキンの含有量が高いものが理想です。
そして、カテキンは若葉に含まれていることが多く、その中でも日光をたくさん浴びた茶葉がベストです。
よって、とことんこだわるのであれば煎茶がベストです。
おすすめの市販の緑茶
ヘルシア緑茶は550mgほどのカテキンが含まれているのでおすすめです。
適切な量
ダイエット目的で飲む場合は、1日に約500mg以上のカテキンを摂取すれば効果があると言われています。
まとめ
- 脂肪燃焼を促進する成分が豊富
- 脂肪の吸収を抑える成分が豊富
- 腸内環境を整えるのに効果的
- アンチエイジングに期待できる
いかがでしたか?
古くから日本人に親しまれている緑茶には、こんなにも効能があったんですね。
以上が緑茶についての解説になります。
お読みいただきありがとうございました。