ストレスを解消する手軽な方法

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 ストレスと向き合うのは難しいですよね。

おそらく多くの人にとって永遠のテーマだと思います。

しかし、何もせずにただ耐え続けていると、いずれ体に限界が来ます。

今回はストレスへの対処法をご紹介します。

ストレスの仕組み

外部から何らかの刺激を受けることをストレッサーと言い、それに対して脳が篇桃体で不快な感覚を感じ取って自律神経や免疫に影響した結果をストレス反応と言います。

一言でストレスと言っても様々な要因があり、環境によるもの(気候、公害)や、物理的なもの(暴力、損傷)、社会的なもの(人間関係、世界情勢)、心理的なもの(暴言、圧力)などがあります。

人はストレスを感じると、オキシトシン、コルチゾール、アドレナリンといったストレスホルモンを分泌します。

特にコルチゾールの割合が高くなると、免疫機能の低下を招いたり、うつ病などの症状に陥る場合もあります。

ストレスが原因と考えられるサイン
精神面 ・不安感が続いている ・無気力感 ・気分が憂鬱 ・疲労感が取れない 身体面 ・寝つきが悪い ・食欲がない ・消化器系の調子が悪い

ストレスの解消方法

 

笑う

 

笑顔の少女

 

笑うことによって体に変化が起こります。

それは免疫力アップです。

笑うことで、がん細胞やばい菌を攻撃してくれるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化することがわかっています。

リラックスすることも出来るので、自律神経である副交感神経が優位になり、ストレスホルモンの減少に繋がります。

どうしても笑えない時は、鏡を見ながら口角を上げるだけでも効果ありです。

 

軽いストレッチ

ストレスが溜まると筋肉が凝り固まってしまい、緊張状態が続いてしまいます。

血流も滞ってしまいますので、それによって体だけでなく、気持ちにも影響します。

ほぐしてあげることで心と体のストレスを緩和させましょう。

背伸び

背伸び中の猫

 

デスクワークや、スマホの使用によって肩こりに悩む人が増えてきました。

背伸びはいつでもどこでも簡単に実践できるストレッチです。

顔を上げながら上に向かって伸ばすと首のこりもやわらげることが出来ます。

 

首を回す

小型のフクロウ

 

デジタル機器が急速に発達してきていますが、画面を顔の目の前で見る習慣が定着している以上、首を労わってあげることを意識しなければ、首だけでなく、慢性的な目や肩の疲労を抱えてしまいます。

首には神経が集中していますので、首を回すことで筋肉をほぐせるだけでなく、自律神経を整えることが出来ます。

お風呂に浸かる

 

入浴中の赤ちゃん

 

入浴によって体温が上昇することで血流を促進させ、体の汚れを排出し、神経とリンパにも良い影響をもたらすので、メンタルや免疫向上に期待できます。

また浮力によって、凝り固まった筋肉や、体を支える関節を休ませることが出来るので、疲労やストレスの解消手段としては必須と言っても過言ではないぐらい
重要な習慣です。

加えて、ゆっくり浸かることで物事のアイディアが生まれやすくなるという報告もあります。

入浴のタイミングについては、テキサス大学などが行った研究結果によると、入浴やシャワーに関する5000以上もの研究結果からさらに信憑性の高いものを17件ほどに絞った結果、寝る1~2時間前に入浴するとぐっすり眠れるという結論に至りました。

もちろん人によって体質は異なりますので、気になる方は参考にしてみて下さい。

大声を出す

 

発声練習中の男性

 

自宅で叫ぶと近所迷惑になりますので、おすすめはカラオケです。

歌うことは発声練習になるだけでなく、言葉と感情を”発する”ことで頭の中がスッキリします。

加えて、唾液の分泌も盛んになるので免疫にも影響しますし、口周りの筋肉も動かすことによって、結果的に表情がほぐれて副交感神経が優位になります。

また、腹式呼吸を行うので、呼吸筋を鍛えることも可能です。

呼吸は自律神経と深い関わりがありますので、カラオケでストレスを発散することは理にかなっています。

カラオケボックスだといくらでも大声を出せるので、色んな気持ちをぶつけましょう。

 

トリプトファンを積極的に摂取する

バナナの画像

 

トリプトファンはしあわせホルモンと言われる脳内ホルモンの一種で、精神安定や睡眠など、我々の生活に欠かせないホルモンの一つです。

脳内で、ストレスによって増加したノルアドレナリンやドーパミン、コルチゾールの活動を抑制してくれる”セロトニン”に変換されます。

一番おすすめの摂取方法としては牛乳です。

牛乳には、イライラや不安感を抑えるのに効果的なカルシウムも含まれますし、固形物ではないのですぐに体内へ吸収することが出来ます

他にも、バナナに豊富に含まれています。

バナナの糖分は約22gと極端に高くなく、ビタミンも豊富です。

軽食としても気軽に食べれます。

 

運動

 

散歩中の女性

 

散歩だけでも十分効果があります。

イリノイ大学やハーバード大学の研究結果によると、たった20分だけの散歩で、脳細胞を活性化させてくれる物質が分泌されることが判明しました。

BDNF(脳由来神経栄養因子)と呼ばれるもので、シナプス(神経同士のつなぎ目)のネットワーク化を促進させる役割を担っています。

つまり、散歩をするだけで脳を進化させることが出来るということです。

これは凄いことです。

脳が進化すれば、物事を暗記する能力も向上しますし、より気分を高めることも可能です。


以上が、ストレス解消法の紹介となります。

その他のストレス解消法や、体調の整え方に関しては、関連記事で紹介していますので、そちらをぜひチェックしてみて下さい。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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