ご存じの方も多いと思いますが、5大栄養素(タンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、脂質)をバランスよく摂取することはとても大切なことです。
私たちは普段何気なく活動していますが、それは毎日の食事によって支えられているということを忘れてはいけません。
偏った食事や、極端なダイエットを行えば、当然体に悪影響を及ぼします。
そしてこれは見落としがちな事ですが、メンタルにも多大な影響を及ぼします。
色んな健康説は常に科学によってその常識が覆されてきました。
しかしながら、体が訴えるサインはいつの時代も変わりません。
風邪をひいたと感じれば、熱を測って風邪薬を飲みますし、骨折をすれば病院に行きますよね。
でも、何故かメンタルだけは根性だけで乗り越えようとする人が多いです。
心と体は、私たちが口にしている物によって保たれていますので、今一度、自身の食生活を見直してみましょう。
栄養不足のサイン
タンパク質
主に体を作る源となる栄養素です。
その役割は多岐にわたります。
皮膚や髪の毛、内臓や血管など、体を構成する要素だけでなく、ホルモンや酵素、免疫物質の生成にも関わります。
また、プロテインは、特にアスリートなどの激しい運動を行う人にとって、血中アミノ酸濃度を上げることで、体の修復を早めるという点で、ほぼ必須のサプリメントとして日々の生活で取り入れられています。
ホエイプロテイン
牛乳に含まれるホエイ(乳清)を元に作られたプロテインです。吸収スピードが速いのが特徴で、主に2種類の製法があります。
WPC
Whey Protein Concentrate(濃縮乳清タンパク質)の略称です。濃縮膜処理法とも呼ばれ、ホエイをフィルターにかけたものを濃縮して作られるため、比較的乳糖が残りやすい製法となります。
メリット
ビタミンとミネラルが含まれている。
デメリット
乳糖不耐性の人が過度に摂取すると、吐き気や下痢を誘発する可能性あり。 タンパク質含有率約80%のプロテインが、ほとんどの場合こちらになります。
WPI
Whey Protein Isolate(分離乳清タンパク質)のことで、WPCをさらにイオン交換することで、タンパク質以外の成分を取り除いた高濃度のホエイプロテインになります。
メリット
乳糖の含有率が低い。
デメリット
価格が高め。
カゼインプロテイン
ホエイプロテインと比べて、不溶性で固まりやすく、体への吸収速度がゆっくりなため、満腹感が得られやすいです。そのためダイエットにおすすめです。
メリット
満腹感が得やすいことで、過食を防ぐことが出来る。
デメリット
栄養が偏りがち。
ソイプロテイン
大豆のタンパク質成分を粉末にして作られたプロテインです。
メリット
満腹感が得られやすい。価格が安い。
デメリット
ダマになりやすく、少し飲みづらい。
自分に合ったものを選んでみましょう。
ビタミン
様々な種類がありますが、それぞれ、アンチエイジングに効果がある抗酸化作用であったり、代謝や、消化を促す作用もあります。
炭水化物
炭水化物は、糖分と食物繊維を含む栄養素です。
糖分は、脳のエネルギー源となる他、摂取することでインスリンが活発化し、それによってアミノ酸合成を促進させる役割があります。
食物繊維は整腸効果があるだけでなく、血糖値上昇の抑制や、血中コレステロールを低下させることが出来ます。
脂質
体を支えたり、内臓と骨を守ってくれる物理的な役割と、免疫向上や、細胞膜やホルモンの構成に関わっています。
ダイエットで悪者にされがちですが、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞を予防したり、脳と目に良い影響を与えるオメガ脂肪酸など、非常に重要な栄養素です。
ミネラル
私たちの体は、イオンによる電気刺激が関与することで、筋肉と心臓を動かすことが出来ています。
この活動には、Na(ナトリウム)やK(カリウム)などのミネラルが欠かせません。
日本人はマグネシウムが不足していると言われています。
マグネシウムは、消化や代謝に関わる約300種類以上もの酵素を活性化させる働きがあるので、とても大切なミネラルです。
「最近なんだか調子が悪いな」と感じる人は、以上の事が当てはまらないかチェックしてみましょう。